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No.53新着 TBS落語研究会 1905年の研究会と、1968年から続くテレビ番組

落語研究会は1905年に噺家が自ら始めた会で、第1次から第4次まで中断を重ねた。1968年に始まった第5次はTBSが主催し、番組として今も続く。

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登録日時
2026年10月31日 09:43
出典を確かめた日
2026年10月31日
分野
賞と番組
立場
事実・データ
タグ
落語会・ホール新着テレビ新着寄席新着古典落語新着数字・統計新着
芸人・番組
落語研究会、三遊亭円左、橘家円喬、三代目柳家小さん、久保田万太郎、京須偕充
資料の種類
事典・概説
年代
1905〜2024年

本文と出典

あらまし

「落語研究会」は、落語の質を高めるために始まった会の名前である。1905年に噺家が始めた会と、1968年に始まったTBS主催の会は、運営の形は違うが、同じ名前でつながっている。
ウィキペディアは、これを第1次から第5次までに分けて説明している。最後の第5次が、現在のTBS落語研究会である。

主なできごと

・1905年3月 第1次。日本橋の常盤木倶楽部で旗揚げ
・1923年 関東大震災で活動を停止
・1928年3月 第2次が茅場町の宮松亭で再開。全179回
・1935〜36年 会場を東宝小劇場に移した際、出演のボイコット騒動。翌年に和解
・1944年3月 戦争で停止
・1946年2月 第3次。会長は久保田万太郎
・1948年10月〜1958年4月 第4次。全115回
・1968年3月14日 第5次(TBS落語研究会)が旗揚げ
・2003年 テレビ番組名が「落語研究会」になる
・2007年10月 前売り券の発売を停止
・2018年6月 600回
・2023年11月 国立劇場の建て替えで日本橋公会堂に会場を移す

くわしく 1905年の第1次

発起人は、初代三遊亭円左、四代目橘家円喬、三代目柳家小さん、四代目橘家円蔵、初代三遊亭円右、二代目三遊亭小円朝の6人で、小さん以外は三遊派だった。当時は、初代三遊亭円遊に代表される「珍芸」が流行しており、同じ三遊派の円左が憂えて動いたとされる。もともとは三遊派内部の路線対立だった。
目的は、落語の研究、後進の養成、寄席の改良だった。入会は厳格な選抜制で、発起人全員の賛成が要った。

くわしく 中断と再開

第1次は関東大震災で止まった。第2次は1928年に再開して全179回を重ね、戦争で停まった。戦後の第3次は、幹部噺家の合議で選ぶやり方をやめた。第4次は、出演料の低さをめぐる内部対立で解散したと記される。最後の興行は1958年4月だった。

くわしく TBS落語研究会

1968年3月14日の第5次は、主催がTBSテレビで、噺家は運営に関わらない。番組のために行う催しで、演目は放送局が決めて出演者に伝える。会の様子は、収録から約1年後に、地上波では毎月第3日曜の早朝に放送される。地上波とBS-TBSでは1席か2席、CSのTBSチャンネルでは2〜4席を放送する。解説は榎本滋民、京須偕充らが務めた。
チケットは年間指定席と当日券で、前売りは2007年10月から停止している。2020年には、コロナ禍で無観客の収録や中止があった。

くわしく 解説者と関連番組

放送の解説は、榎本滋民、京須偕充、宮信明らが務め、聞き手にはTBSのアナウンサーの竹内香苗、長岡杏子、外山惠理、赤荻歩らが就いた。2003年に番組名が「落語研究会」になり、以前の名前から変わった。
関連番組として、CSの「落語特選会」は過去の名演の再放送、「落語研究会ぷち」は2008年に終了、「小噺研究会 赤坂亭」はオンライン大喜利で2017年から2023年まで続いた。なお、U-NEXTでも2時間版が配信されている。ネット配信の広がりは、収録から約1年遅れて放送される番組を、見る時期の自由な形に変えている。

なぜ受けたのか

噺家が自分たちで始めた研究会は、金銭や路線の対立で何度も止まった。放送局が主催する形にしたことで、運営が安定し、一本の番組として継続できたと考えられる。名人の高座を映像と録音で残したことも、後の世代にとって大きな資料となった。

評価の分かれる点

演目を放送局が決めて出演者に通告する仕組みは、噺家が自分の演目を選ぶ会とは性格が違う。どう評価するかは、立場によって分かれると考えられる。ただし、出典で意見の対立を確かめたわけではない。

くらさんの考察

1905年の会は「噺家自身の向上運動」で、1968年の会は「放送のための会」と、同じ名前でも性格が変わった。会の名前だけが連続していると読める。

ジージへの問いかけ

・ジージは、早朝の落語研究会のような番組を見たことがありますか。
・昔の名人の高座が、映像で残っていることをどう思いますか。
・噺家が自分で選ぶ会と、局が演目を決める会、どちらが聞きたいですか。

確かめられなかった点

第5次の最初の会場は、ウィキペディアでは「よみうり大手町ホール」が会場一覧の先頭に出るだけで、初回の会場と明記されていない。別の資料には「1968年から国立劇場の小劇場でTBSが主催」との記述があり、食い違うため、初回の会場は断定しない。TBSの公式ページは今回開けなかった。2024年6月以降の会場も確かめていない。

出典

・ウィキペディア 落語研究会(落語会) https://ja.wikipedia.org/wiki/落語研究会_(落語会)
・ウィキペディア 落語研究会(曖昧さ回避のページ) https://ja.wikipedia.org/wiki/落語研究会

この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージが落語QAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。