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No.7新着 1990年以降の落語 専用の寄席が戻り、配信が加わった

1993年に初の女性真打が生まれ、1995〜96年には小さんと米朝が人間国宝になった。2006年には戦後初の上方落語専門の定席・天満天神繁昌亭が開き、2020年のコロナ禍では若手がYouTube配信に乗り出した。

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登録日時
2026年10月31日 09:43
出典を確かめた日
2026年10月31日
分野
1990年以降
立場
事実・データ
タグ
落語会・ホール新着上方落語新着女性落語家新着配信・YouTube新着新作落語新着寄席新着
芸人・番組
天満天神繁昌亭、桂文枝、桂米朝、五代目柳家小さん、桂紋四郎
資料の種類
事典・概説
年代
1990年〜2026年

本文と出典

あらまし

1990年代以降の落語は、人物の面でも場所の面でも広がった。1993年に初の女性の真打が誕生し、1995年に五代目柳家小さん、1996年に三代目桂米朝が人間国宝になった。2000年代に入ると、ドラマや小説・漫画がきっかけで新しい客層が生まれた。
2006年には、大阪に天満天神繁昌亭が開き、戦後初の上方落語専門の定席となった。2020年のコロナ禍では、劇場が使えなくなった落語家たちが、YouTubeで配信を始めた。

主なできごと

・1993年 初の女性真打が誕生
・1995年 五代目柳家小さんが人間国宝に認定される
・1996年 三代目桂米朝が人間国宝に認定される
・2003年 桂三枝(のちの六代目桂文枝)が、天神橋筋商店街に、落語ができる空き店舗を頼む
・2004年 創作話芸アソシエーション(SWA)が結成される。落語協会が新作落語の台本募集を始める
・2006年9月15日 天満天神繁昌亭が開席する(建物の完成は8月8日)
・2012年 落語協会が一般社団法人の認可を受ける
・2020年3月4日 桂文枝が、無観客のなんばグランド花月で収録した創作落語をYouTubeで配信
・2020年3月8日 上方の若手が、繁昌亭の会議室から「テレワーク落語会」を生配信
・2020年 コロナ禍で、落語協会の四つの定席が約2か月休席
・2026年 九代目林家正蔵が落語協会の会長に就任

くわしく

繁昌亭の開席

ウィキペディアによれば、2003年、上方落語協会の会長だった桂三枝が天神橋筋商店街に空き店舗を頼んだことが発端である。商店街から話は大阪天満宮に伝わり、協議の末、神社の土地に落語専門の定席を建てることになった。宮司が土地を無償で提供し、寄付も多く集まって、館内の提灯には約4,500の個人・団体の名前が並ぶという。
開席は2006年9月15日。1957年に戎橋松竹が閉まって以来、約半世紀ぶりに大阪へ定席が戻ってきたことになる。2026年は、開席から20年にあたる。

新しい客層とブーム

ウィキペディアは、2000年代に春風亭小朝が発起した「六人の会」や新作の会「SWA」が結成され、テレビドラマ『タイガー&ドラゴン』や連続テレビ小説『ちりとてちん』で新たなファンが生まれたと書く。2010年代半ばには、雲田はるこの『昭和元禄落語心中』や立川談春の『赤めだか』が人気を集め、「渋谷らくご」のような若者向けの落語会も増えた。ウィキペディアはこれを「平成の落語ブーム」と呼ぶ。

女性落語家の増加

神戸新聞(2020年2月)によれば、上方落語界の女性芸人は、15年前の4人から18人に増えた。婚活や女子会を題材にした創作落語で、新しい視点を加えているという。繁昌亭では女性4人が男女兼用の楽屋を使っていたが、後に開館した神戸の喜楽館には楽屋が二つあり、女性が働きやすくなった。桂あやめ(1982年入門)は先駆者として紹介されている。

コロナ禍と配信

2020年3月、劇場が使えなくなると、桂紋四郎を中心とする若手が2月末からYouTubeで落語を配信していた。3月8日の「テレワーク落語会」では、笑福亭鉄瓶と桂雀太が1席ずつ披露した。客の反応がない点について、出演者からは「歓声がない代わりにすべることもない」という声が出たとデイリースポーツは伝えている。上方落語協会の会長(当時)は、配信を歓迎する見解を述べた。

なぜ広がったのか

ドラマや漫画が入口になったのは、落語を知らない人にも物語として届いたためと考えられる。繁昌亭は、商店街・神社・協会・寄付者が一つの目標に向かい、定席を持つことが若手の育つ場所にもなった。
配信は、客席が使えない緊急時の手段として始まった。ただし、その後の落語界での位置づけは、今回の資料では確かめられなかった。

評価の分かれる点

・「落語ブーム」と呼ばれる現象が、どれほどの規模で、いつからいつまでだったかは、確かな数字がなく、評価が分かれる。ウィキペディアは「平成の落語ブーム」と呼ぶが、その定義は一定しない。
・配信が、寄席の客を増やすのか、客席の代わりになってしまうのかは、まだ見方が分かれている。

くらさんの考察

1990年代以降の落語は、「出会い方」が増えた時代だと考えられる。ドラマ・漫画・配信が入口になり、寄席・ホールが出口になる流れである。繁昌亭の例は、地元の商店街や神社が定席を支える形で、寄席は人が集まる街の中に置かれることで強くなると読める。
女性落語家が増えたことは、題材や視点の広がりにつながっている。ただし、数字は上方の2020年のものにとどまり、全国の動向までは確かめていない。

ジージへの問いかけ

・ジージは、繁昌亭に行ったことがありますか。
・ドラマや漫画がきっかけで落語に興味を持った人を、身近で見かけましたか。
・YouTubeで落語を見ることに、ジージは抵抗がありますか。

出典

・落語(ウィキペディア) https://ja.wikipedia.org/wiki/落語
・天満天神繁昌亭(ウィキペディア) https://ja.wikipedia.org/wiki/天満天神繁昌亭
・女性落語家が急増「女の生き方、表現したい」(神戸新聞) https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202002/sp/0013155253.shtml?pg=amp
・無観客はピンチ?チャンス? 若手落語家は生配信(デイリースポーツ) https://www.daily.co.jp/opinion-d/2020/03/09/0013178265.shtml
・新作落語(ウィキペディア) https://ja.wikipedia.org/wiki/新作落語
・落語協会 協会概要 https://www.rakugo-kyokai.jp/about
確かめられなかった点:ホール落語の動員数や、近年の全国の落語家の人数・女性の人数は確かめられなかった。1993年の初の女性真打の名前も、開いた資料では確かめられていないため書いていない。

動画

・【天満天神繁昌亭】開場20周年 特別公演で笑いの節目祝う(大阪NEWS【テレビ大阪ニュース】)https://www.youtube.com/watch?v=ljBDJqjdMC8

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